ダカールラリー2021

-最終日を前にしてトラブル発生で遅れる-

コ・ドライバーのテマ・ビジャロボスがなんとか解決した事故で、エステベは1時間40分遅れた。

レプソル・ラリーチームは前輪をロックしたまま、フィニッシュからわずか20km離れたところで立ち止まらなければならなかった。「ポイジティブな点は、支援トラックを待つ必要がなかったことと、今夜技術者が車を明日の最終日に進められる準備ができたこと。」
イシドレ・エステベは、今日の最後の1kmまで、ダカールで良いことも悪いことも何が起こるかを直接見てきた。木曜日の11ステージでレプソル・ラリーチームは技術的な問題に見舞われ、フィニッシュラインからわずか20キロ離れた場所で停止しなければならなかった。専門のメカニックであるコ・ドライバー、テマ・ビジャロボスは、長い1時間半の作業の後でも、すぐに軌道に戻す方法を考え出さなければならなかった。
第11ステージは、2021年の中で最も危険な中を走った。レプソル・ラリーチームは他の車両から出たホコリによる最初の部分を除いて高いペースを維持し、問題なく最後の砂丘を克服した。終わり近くに失敗するまで良い一日を過ごした。
「砂丘を問題なく通過した後、フロントデフが何の前触れもなくロックされ、残りわずか20kmだったのに止まらなければならなかった。幸いテマがフロントベアリングなどを外してホイールロックを解除し、最後まで走ることができた。」とエステベは説明した。
テマ・ビジャロボスの広範な機械的知識がSSを完了するのに不可欠だったが、1時間40分をロスし、速度はわずか20km/hだった。この予期せぬ事態により、彼らは7時間6分16秒で、この日の44位になった。
「スペシャルがうまくいったので残念だった。初めはホコリで車を抜くのに苦しんだけれど、その後きれいに速く走れる瞬間があった。終わってとても良かった。」とエステベは語った。テマが単独で問題を解決できたとおかげで支援トラックを待たなくても良かったというポジティブな点がある。技術者が明日の最終ステージに向けて準備をする。
エステベは、「機械的にはダカール2021はとても厳しく、善悪を問わず、最後まで終わらないことは分かっている。今日我々は思ったより良くなかったけれど、行った仕事については満足している。」と言う。

レプソル・ラリーチームは明日の225キロのSSと227キロのリエゾンを行う最終ステージを残して、総合28位になっている。

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