Xトライアル2024 第5戦アンドラ

-レプソル・ホンダチームが歴史を作る-

5ヶ月の間隔を経て、Xトライアルが再開した。トニ・ボウにとってなじみのある、現在の本拠であるアンドラの地域で行われた。
第1ラウンドでのトニ・ボウは転倒から始まったが、何とか逆転して1周目を2位でフィニッシュした。ガブリエル・マルセリは最初のラップで素晴らしいパフォーマンスを見せ、わずか3ポイントの1位でフィニッシュした。
第2ラウンドでも勢いは同じだった。ボウは第1セクションを第3セクションで再びトラブルに見舞われ2位でフィニッシュした。ガブリはいくつかのミスを犯し、それが原因でライバルのハイメ・ブストに僅差の3位となった。
表彰台の座はすでに確保されているものの、トニがタイトルを獲得する可能性がある決勝に臨んだ。レプソル・ホンダチームとハイメ・ブストの熱狂的な順位の入れ替わりはまさにスペクタクルだった。決勝の最終セクションでは、トニ・ボウがレースに優勝しただけでなく、チャンピオンタイトルも獲得した。2位はハイメ・ブスト、3位にマルセリとなった。

トニ・ボウはトライアルライディングの世界で比類なき功績リストに新たな称号を加えた。Xトライアル第5戦で再びチャンピオンタイトルを獲得した。これで屋内トライアルで18回目、通算36回目となる栄誉をマークした。今シーズン開催の4レースで4勝という勢いでアンドララウンドに到着し、今回の結果で2大会を残してチャンピオンになる初のチャンスを掴んだ。
トニ・ボウが2007年にレプソル・ホンダチームに加入して以来、屋外と屋内の両方のシリーズで獲得可能なすべての世界タイトルを獲得し、連続18シーズンを完走している。

次戦は10月26日のエストニアと11月16日のパンプローナとなる。

トニ・ボウ
「今日はとても特別な日。ここでタイトルを獲得できたことは、信じられないくらい。我々は多くの苦しみを経験し、感覚も良くなく、第1ラウンドではゾーン1で転倒し、第2ラウンドでは悪いスタートを切ったものの、何とか予選を通過することができた。そして決勝では、最後のパートでベストな走りを披露できた。最終ゾーンで勝つことができて、レースに勝ち、タイトルを獲得することは夢である。チーム全員の今年の素晴らしい仕事に感謝したい。」

ガブリエル・マルセリ
「今日は久しぶりに屋内レースを走ったので、ここに来た時はあまり良い感触ではなかったけれど、とても快適だった。最終エリアまでレースをリードしたけれど、いくつか大きなミスをしたので、ここから学びたい。同じくバイクに乗ってもとても快適に感じているので、バイクとチームの両方が正しい方向に向かっていることの良い兆候だと思う。望んでいたものではない3位だったがとても満足している。」

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