トライアルGP2024第6戦

-トニ・ボウがチャンピオンを獲得-

レプソル・ホンダチームのトニ・ボウがトライアルGPのチャンピオンを18年間に渡り保持

夏休みが終わり2024年シーズンも残り2戦となった。トニ・ボウはフランスで開催された大会で世界チャンピオンという新たな称号を獲得し、自身の記録をさらに伸ばすことに成功した。ボウは、屋外競技で18回のタイトルを積み上げ、屋内タイトルも含めるとキャリア35回目のタイトルを獲得した。
2007年にボウはレプソル・ホンダチームに加入し、それ以来参加したすべての世界選手権で連続優勝を果たした。今回の結果と今シーズン達成した9勝でボウはトライアルだけでなくスペインスポーツ界の伝説となり、史上最も成功したアスリートの一人であることを再確認した。彼にとって次の目標は、Xトライアルでタイトルを獲得すること。Xトライアルでは3大会を残して総合トップに立っている。
ハイメ・ブストとガブリエル・マルセリが表彰台を占め、選手権の2位争いは僅差となった。ガブリエル・マルセリは3位で激しい一日を終えた。マルセリは総合2位を維持することを目指し、2位獲得を目指して奮闘したがハイメ・ブストが2位を獲得し2ポイント縮められた。しかしマルセリは7ポイント差で2位を維持、最終戦は9月13日から15日にスペインのRipolで2戦開催される。

トニ・ボウ
「まず初めに今シーズン素晴らしい仕事をしてくれたチームに感謝したい。タイトルを獲得する可能性があるときは、いつも大きなプレッシャーとミスをする可能性が伴う。最初のゾーンがそうだったけれど、それでも自分のベストを尽くすことができ、すばらしい勝利を収めることができた。レースに勝ってタイトルを獲得できればそれに越したことはない。とても良いシーズンで、我々はとてもよく仕事をすることができた。今はプロとしてのキャリアの中で最高のシーズンの1つになりとても嬉しく思う。」

ガブリエル・マルセリ
「今週末、総合2位を維持するには表彰台を外さないことが重要だったので、感触には満足している。いくつかの小さなミスはあったものの、夏休み明けに順調に復帰することができた。2位争いではハイメと7ポイント差を維持していて良い位置につけている。Ripollでは全力を尽くして最高のパフォーマンスを出す必要がある。またチームメイトのトニの18回目のタイトルを祝福したい。彼は素晴らしいレースをして、全体的に素晴らしいシーズンを過ごした。」

▲TOPへ戻る