レプソル・ホンダ・トライアルチームのトニ・ボウはアンドラで2勝してリードを広げた。ガブリエル・マルセリは2レースとも5位だった。

トライアルGP第5戦はアンドラで行われ、天候が変わり、雨が重要な役割を果たした。レプソル・ホンダチームのライダーは、両日とも同じ順位で、トニ・ボウは両日とも優勝、ガブリエル・マルセリは両日とも5位だった。
ボウは初日の序盤からポテンシャルを発揮し、最初のラップをほとんどミスなく2ラップ目も完璧で、わずか4ポイントのペナルティポイントで優勝した。より複雑になった日曜日の第2ラウンドでもその偉業を繰り返した。
マルセリはスタートで苦しみ、最初のラップで5位に沈んだ。2ラップ目ではより競争力を増し、表彰台を争うことさえあったが、5位以上には進めなかった。2日目は雨とぬかるみのコンディションの中、1ラップ目を5位で終え、2周目も4位とポイントで並んだが同じく5位だった。
トライアルGPの第5ラウンドが終了し、ボウは191ポイントで総合1位、マルセリは133ポイントで3位を維持している。次戦は7月21日から23日イタリアで開催される。

トニ・ボウ
「とても満足している。勝てただけでなく、バイクの感覚も良く、我々にとってすばらしい週末になった。アンドラは標高が高いのでいつも難しいけれど、みんなに感謝したい。次のイタリアのレースでの目標は、できる限り上位でフィニッシュし、良い状態で到着し、最後まで接戦となるだろう中でタイトルを目指して戦うこと。」

ガブリエル・マルセリ
「今日は難しい一日だった。週末のバランスはポジティブではなかったけれど、多くの情報を収集し、学び、改善し、強化すべき点がたくさんある。これを次のレースで探していきたい。選手権に関しては3位を維持していて、ポイント差は十分にある。次のレースの目標は、今週末のミスから学んで、しっかり努力して次のラウンドで表彰台に上がること。」