今日10/16 22:00〜 NHK BS1 「車椅子レーサー青木拓磨 ル・マンに挑む」放送!

-元レプソル・ホンダチームライダー、青木拓磨氏がル・マン24時間レースを完走-

青木拓磨選手は1974年生まれ。1997年ロードレース世界選手権GP500クラス(現MotoGP)にレプソル・ホンダチームよりフル参戦し、世界ランキング5位に入るなど活躍しました。翌98年のテスト中の事故以降、車いすで生活し、四輪に移って2007年にレースに本格復帰しました。現在はレーシングドライバーとしてGTアジア、アジアン・ル・マン・シリーズなど海外のレースにも出場し、「優勝」することを目標に活動。また、未来を担う青年やハンディをもつすべての人に、「夢をあきらめない、挑戦し続けること」の素晴らしさを伝えるべく、笑顔と勇気を届けるため、全国各地で講演会や訴求活動を行っています。
錦之堂は青木選手のレース活動を長きに渡りサポートし、すばらしいパートナーシップを築いています。

青木選手は「SRT(ソーセ・レーシング・チーム)41」から出場しました。レーサー3人のうち青木選手を含む2人に身体障害があり、参加は特別枠の「イノベーティブ・カー」クラスで、車両にはブレーキやアクセルを上半身だけで操作できる手動運転装置が付いています。
青木選手はコースイン直後に降雨の影響によるスピンを喫したものの、マシンを壊すことなく、その後は、安定した走行で25周を周回した後、次のドライバーに交代しました。チームは一時は60位近くまで順位を落とすも、走りは順調で順位も徐々に上がっていき、最後は青木選手がステアリングを握り、大きなトラブルもなく総合32位で無事にチェッカーを受けました。青木選手はトータルで104周を担当し、走り切りました。

レース後のインタービュー
「1年に1回しか走ることができない、この神聖なるサルト・サーキットを、1周1周かみしめながら走りました。あの事故から23年、僕が長年思い続けてきた1つの夢が叶いました。次の目標は、またこのサルト・サーキットに戻ってきて、24時間レースに参戦することです。」

再びこのフランスの地を踏むべく、新たな挑戦がスタートする。

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