モトGP2020 豆知識

-雨の中でのバランス-

シーズンを通して、雨が降ることは避けらません。塗れた路面を走ることは、誰もがマスターしきれない複雑な術です。しかしそれをアドバンテージとすることができる者もいます。それでもすべてのライダーは、そのような状況ではリスクが増大することを分かっています。

雨天時はヘルメットのバイザーは、くもりを避けるためにダブルになっていることをご存知ですか?

「雨天時の主な違いは明確です。より穏やかに乗ること、より小さな傾斜角、アクセルスロットルをより注意深く使う、ブレーキングにもっと注意を払う必要があります。そうはいっても、それでは速く走ることはできません。」この言葉はダニ・ペドロサの発言です。彼は塗れた路面での乗り方について話しています。
雨の中で速く走るのは、少数のライダーができる技術です。実際に多くのライダーはそれが好きではありません。すべてのモトGPライダーは、自分の職業が大好きで、できるだけ最高の状況で走ることが彼らの望みです。それでも雨の中のレースで、特定のライダーがいつもとは違う前の順位にいます。
ダニ・ペドロサの言葉によると、塗れた路面で速く乗るには、ライダーはバイクと完全に調和し、正確な瞬間にバイクのそれぞれの反応を感じて反応する必要があります。リスクも注意も反応時間なども、全てが雨で倍増します。

新しい限界

ドライコンディションで乗る時は、明確な限界が2つあります。それは週末を通してのバイクの限界とライダー自身のものです。雨の場合、それらの限界はそれほど明確ではなく、そこにリスクがあります。ライダーがどの程度リスクを冒すことができるかです。
ダニ・ペドロサは「フロントタイヤがライダーに自信を与えるので、濡れた路面では重要な役割を果たします。」と述べています。また、「恐くなるまでどれだけ加速できるか分からないので、リアタイヤが路面から浮き上がると転倒しやすくなります。」と指摘しています。
ここでエレクトロニクスが重要な役割を果たします。ダニは「より小さな調整と革新的なパワー供給でエンジンのレスポンスを構成している時にライダーを大幅に助ける」と説明しています。トラクション・コントロールは、トラクションがほとんどなく、バイクが大きく滑る時に制御するため、考慮すべきもう一つの要素です。

タイヤとブレーキ

ドライとウェットでのライディングの違いについて、最も見落とされがちな要素の一つはタイヤです。このような状況の場合、ミシュランはレインタイヤを提供します。
レインタイヤのゴムは、スリックタイヤのそれより柔らかく、最適な温度に早く達します。タイヤの溝は、ハイドロプレーニングを避ける必要性に応えます。
ブレーキに関しては、カーボンブレーキは最適な性能を発揮するために非常に高い温度を必要とするので、雨天時はカーボンディスクの代わりにスチールブレーキを使用していましたが、生産性の向上と、ディスクをカバーするように設計されたカバーのおかげで、雨でもカーボンディスクを使用することが可能になりました。

また、フロントタイヤからラジエーターに飛ぶ水によってエンジンが危険なほど冷却される可能性があります。メカニックは、単純ではありますが、ラジエターをテープで保護します。

最後に、考慮されるセットアップは、ドライコンディションの時よりも柔らかいサスペンションです。これにより、バイクのホイールと路面にそれほど圧力をかけないことになります。ドライコンディションのようにフロントタイヤの感覚が優勢である場合、ウェットコンディションではより後方にあるシャーシの位置が求められるため、ライディングが容易になり、コーナーの進入でフロントタイヤのグリップが重要ではなくなるということです。

スーツとヘルメット

防水スーツを着用し、ヘルメットもウェットコンディションに合わせ、バイザーは透明になり、水が入らないように尾根が追加されます。バイザーの外側は、視界の問題をクリアするために水滴を素早く滑り落とす特別な製品で作られています。内部はミストの発生を防ぐ機能を持つバイザー付の空気室を作るピンロックシステムがあります。
スーツは、状況に応じて防水処理またはプラスチックコートで覆われています。この防水層がないと、大量の水を吸収し、重量が大幅に増加します。

▲TOPへ戻る