モトGP2018 タイGP

-マルケスが優勝し、タイトル獲得に前進-

モトGPポイントリーダーのマルク・マルケスが激しいレースを制し、日本GPでタイトルを獲得する初めのチャンスが訪れる。ダニ・ペドロサは5位を走行中にクラッシュに見舞われた。

激しい終盤はマルク・マルケスとアンドレア・ドビツィオーソが始めた。残り4周、彼らはオーバーテイクを繰り返すファンを興奮させた。最後はレプソル・ホンダチームのマルク・マルケスが優勝した。総合77ポイント差とし、マルケスは日本GPでドビツィオーソより前でフィニッシュすればタイトルが決定する。初開催のタイGPでの優勝でマルケスの最高峰クラスで42勝目、選手権通算68勝目になる。
ダニ・ペドロサは5位でトップグループを追っている最中、残り8周のターン5で不運なクラッシュに見舞われた。

マルク・マルケス 1st 39’55.722
「このようにドビを打ち負かしたのは初めてだったので、もちろんとてもうれしい。僕らはほとんど同等で、僕らの戦略は差を広げるためにトライ&アタックし、ファイナルラップまで落ちないようにすることだったけど、ドビがとても良いペースで、僕らはフロントタイヤに苦しんで、戦略通りにできなかった。代わりになんとかしてタイヤを温存し、付いていくようにした。正直、ファイナルラップまで行ける自信がまったくなかった。過去に何度か彼とトップを争うレースを失っているから。でも今回は役割が変わった。僕がドビのスタイルになり、彼がマルケスのスタイルになって、コーナーの出口で彼を抜いた。タイのファンの前でのレースは良い気分だった。彼らはライダーに平等に声援を送ってくれて、スポーツとして本当に楽しんでくれたし、週末を通して気分を良くさせてくれた。本当にタイのファンに感謝している。日本でタイトル確定への最初のレースになる。日本はホンダにとって唯一のホームグランプリで最も重要なレース。もちろんベストを尽くすけど、もしできなくても目標はこれからのGPでタイトル獲得を達成すること。」

ダニ・ペドロサ DNF
「表彰台を獲得できるチャンスが本当にあったので、今日の結果はとても残念だった。激しくプッシュして前と近づいていた時にフロントグリップを失ってしまった。バンプにヒットして、立て直せなかった。決定的な瞬間はスタートだった。初めはクラッチに問題があった。その後、ミラーがとても速くコーナーでイン側をとって、両方とも広がってしまい転倒してしまった。僕らはすべてハードリアタイヤを使うことを強いられたので、初めの3周はタイヤを温めるのに苦労したし、良いグリップがなかった。速いリズムになるのに少し時間がかかった。良かった点は、その後良いペースで走れて、前のグループを捕らえたこと。良いチャンスがあったのに、それをつかめなかった。次のレースではもっと良くなることを願っている。」

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