レプソル・ラリーチーム

-イシドレ・エステベは8位-

イシドレ・エステベは、2年前のモロッコ・ラリーでの9位を上回り、国際ラリーで最高の結果を出した。

レプソル・ラリーチームのイシドレ・エステベは、次のダカール・ラリーに参戦する新しいトヨタ・ハイラックス・オーバードライブのパフォーマンスに満足している。「この結果は信じられないくらいだけど、最も信じられないのは、砂丘を走ることを想定した車でレースで争えたこと。
イシドレ・エステベは、アンダルシア・ラリーはダカール2021に向けての試験で、新しいトヨタ・ハイラックスのポテンシャルをチェックし、リスクなしで8位でフィニッシュすることができた。彼は脊椎のケガを負ってからの国際レースで最高の結果を出した。
最終第4ステージは178キロのコースで、イシドレ・エステベは今までと同じ哲学に沿って、賢く、新しいプロトタイプへの適応とダカールに向けての事柄を試した。それにもかかわらず、土曜日2時間28分31秒のタイムで12位を獲得した。彼は勝者のカルロス・サインツから15分以内で終了したが、限られたポイントで最高速度を超えたので、4分間のペナルティが課せられ、18分12秒差になった。
「良いリズムでスタートしたけれど、80キロも走らないうちに、もっと速いAl-Rajhにパスさせ、ホコリをかぶらなければならなかった。そのうえ、最終区間では遅いゾーンや都市化されたコンクリートやアスファルトの区間があり、注意が必要だった。また、複雑なセクターがあり、ミスをしてペナルティを課せられた」とエステベは説明した。

最終的に激しい4日間を終え、イシドレ・エステベは8位でフィニッシュし、トータルタイムは9時間50分33秒だった。今日のペナルティがなかったら2位を獲得し、総合6位まで順位をあげることになっていた。それでも2018年のモロッコ・ラリーでの9位を上回り、2012年に脊髄損傷を負った後、国際ラリーで最高の順位を獲得した。
「この結果はすばらしいけれど、何よりも新しいトヨタの運転感覚が最高だった。砂丘を走るための車で、ロータイプのレースで少しもリスクを冒すことなく速く走ることができた。速く進み、楽しむことができた。」
このタイムは、次のダカールに向けての大きな目標に対してひじょうに楽観的にさせる。「我々はアンダルシア・ラリーですばらしい仕事をして、オーバードライブのエンジニアと精力的なすばらしいチームを作った。最後は新しいギアボックスとディファレンシャルを検証し、これでダカール2021をスタートする準備ができ、良い結果を達成できると確信している。」とエステベはモチベーションが上がっている。

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