Xトライアル2026 第3戦 レ・ユニオン島

-レプソル・ホンダHRCが激戦の末のダブル表彰台-

レプソル・ホンダHRCのライダーたちは、過酷なXトライアル第3戦で2位と3位に入った。
Xトライアル世界選手権は今週末、2026年シーズン第3戦の舞台となるレユニオン島に戻り、レプソル・ホンダHRCチームが際立ったパフォーマンスを見せた。トニ・ボウが2位、ガブリエル・マルセリが3位でフィニッシュし、この結果によりチームは3戦を終えてもなお選手権リーダーの座を維持している。序盤のセクションから非常に難易度の高いテクニカルな構成となり、ライダーたちの技術が試される展開となった。身体の不調を訴えながらも、ボウは決勝進出を果たし、スーパーポールでは最速タイムを記録。最終ラウンドを最後に走行するポジションを確保した。
決勝でボウは強い意志と高い競争力を見せたものの、第5、第6セクションでの2つのミスが響き優勝には届かず、12点の減点で2位に終わった。ボウはこれで3戦連続の表彰台を獲得し、通算55ポイントでランキング首位を維持している。一方のマルセリは、この日は理想的な感覚をつかめず、序盤のいくつかのセクションでミスを犯しながらも安定した走りを見せた。16点の減点で3位に入り、総合ランキングでも42ポイントで2位の座を守っている。
これによりレプソル・ホンダHRCはランキング1位・2位を独占し、選手権での優位を盤石なものとした。トニ・ボウとガブリエル・マルセリは、12月12日・13日にイタリアで行われる連戦に備え、約1ヶ月の準備期間に入る。チームの目標は、フィジカルコンディションを万全に備えるとともに、シーズン序盤から続く好調な流れを維持することにある。

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