レプソル・ホンダHRCのライダー、トニ・ボウが通算19回目のXトライアルタイトルを獲得。輝かしいキャリアで37度目の世界選手権制覇を達成
Xトライアル世界選手権の最終戦を残し、トニ・ボウが再び世界チャンピオンに輝いた。フランスCahorsで総合ランキングで必要な最後の1ポイントを獲得し、19年連続のタイトルを確定させた。これにより彼のレースにおける絶対的な支配力がさらに強固なものとなった。
レプソル・ホンダHRCのライダー、トニ・ボウは、今シーズンを通して完璧なパフォーマンスを維持した。開幕戦は2位でフィニッシュしたが、その後5連勝を達成し、フランスの大会を前に十分なリードを築いてきた。そのため、タイトル獲得にはわずか1ポイントが必要だったが、これを第1ラウンドで確実に獲得した。この結果、最終戦のエストニア大会を残した状態で、2025年シーズンのタイトル獲得が数字的に確定した。
2007年にレプソル・ホンダチームに加入して以来、トニ・ボウとチームは歴史的な記録を次々と塗り替え、前例のない支配力を誇っている。彼の無敵ぶりはXトライアルだけでなく、トライアルGPにも及び、両カテゴリーを併せて通算37回の世界タイトルを獲得している。