
トライアルGP 第6戦 アメリカ
-ガブリエル・マルセリが初優勝-
土曜日にトニ・ボウが新たな2勝をあげ、通算38度目の世界タイトルに王手をかけ、ガブリエル・マルセリは堅実な一日で上昇気流を高めた。レプソル・ホンダは世界選手権で伝説を塗り替え続けている。
レプソル・ホンダチームは、2人のライダーによる圧倒的な2日間の活躍によって、誰がランキングをリードしているのかをハッキリと伝えた。2人はそろって表彰台を独占した。
7月12日、13日にアメリカで開催されたトライアルGP世界選手権のステージは、緊張感と高い期待に満ちた舞台が繰り広げられた。大きな岩が点在する森林地帯と、湿った土の崖が連なるコースは、ライダーたちの持久力とテクニックを試すものとなった。
トニ・ボウは土曜日2連勝という大きな成果をあげ、再び圧倒的な強さを見せつけるとともに、ランキングのリードをさらに広げた。両ヒートで勝利を収め、経験の豊かさと卓越した地形への対応力を披露した。一方、ガブリエル・マルセリは序盤で複数の困難に直面し、決して順調なスタートではなかったものの、それらを乗り越えて、アメリカラウンドの日曜日には初優勝を果たした。
パワーセクションにおいても、両ライダーはレプソル・ホンダチームの強さとチーム内の競争力を重要なセクションで証明した。トニ・ボウは土曜日のスペシャルセクションを制して追加ポイントを獲得し、日曜日はガブリエル・マルセリが勝利を収め、この2人がひじょうに高いレベルにあることを示した。
アメリカでの2日目は、トニ・ボウが通算38度目の世界タイトルを書く渡航する可能性があるという重圧の中で行われた。しかし王者はそのプレッシャーに見事に応え、各セクションを極限までコントロールしながら安定したリズムで走り続け、最も難易度の高いゾーンすら支配する才能を明確に示した。
ガブリエル・マルセリは初日のミスを修正し、最終日には完全に集中した走りを見せた。序盤のセクションから前日に苦戦した障害を確実に乗り越え、初めてその日の総合優勝を果たした。その走りは極めて高いレベルのライディングとして際立っていた。
アメリカでのトライアルGPは、レプソル・ホンダチームにとってすばらしい結果となり、見事な勝利の連続と完全な支配を印象づけた。世界選手権の最終戦は9月5〜7日、イギリスで回される予定で、チームの2人のライダーは今シーズンの締めくくりに向けて最後まで熱い戦いを繰り広げるだろう。
トニ・ボウ
「週末の結果は非常に良いものだった。金曜日から体調は万全ではなかったけれど、総合ポイントをしっかりと獲得できた。とても厳しい一日で、特に日曜日は苦しんだ。初戦で勝利を収めたものの、最終的には表彰台の2位だったけれど、それでもポジティブな結果だと感じている。選手権の流れは我々に有利に向いていて、この夏はイギリスで最高の状態で臨めるようにしっかり準備したい。また、ガブリに祝福を送りたい。彼は個々数千で非常に良い走りを続けていて、この勝利は本当に彼にふさわしい。」
ガブリエル・マルセリ
「とてもうれしくて、まるで夢心地!今日の一日は最初のセクションから非常にうまくいった。初戦で本のわずかの差で勝利を逃したけれど、2戦目ではさらに良い走りができた。昨日は多くのミスをしたけれど、今日こそは自分のベストな姿を見せられると分かっていた。チームのみんなに努力に感謝し、ホンダとHRCの全面的なサポートにもお礼を伝えたい。」

