
トライアルGP2025 第2戦 ポルトガル
-トニ・ボウがトライアルGPで2連勝-
レプソル・ホンダチームの2人のライダーは、ポルトガルで開催されたトライアルGP第2戦で素晴らしいパフォーマンスを披露し、トニ・ボウは再び優勝を果たした。4月12・13日にポルトガルのヴィアナ・ド・カストロで開催されたトライアルGPはレプソル・ホンダチームが圧倒的な強さを発揮する絶好の舞台となった。悪天候によって非常に過酷なレースとなり、より一層困難なコンディションの中で行われた。各セクションはライダーたちに最大限の技術を要求する内容になった。また、新たに導入された”パワーセクション”など特別区間でも、ライダーたちは選手権の追加ポイントを獲得するチャンスを得た。
大会初日、レプソル・ホンダチームは理想的な結果を収めた。トニ・ボウは再びその卓越したライディング技術を見せつけ、2つのステージで優勝し、さらに「パワーセクション」でもトップとなって3ポイントのボーナスを獲得した。一方、ガブリエル・マルセリはメカニカルトラブルに見舞われる場面もあり、6位でレースを終えたが、翌日に備えエネルギーを温存した。
2日目はレースの各セクションでその激しさが際立った。トニ・ボウは圧倒的な走りを見せ、両レースで1位を獲得し、絶対的なリーダーとして地位を確立した。これによりボウは総合順位のトップを堅持し、選手権での覇権を守り続けるために戦い続ける。一方ガブリエル・マルセリは前日からの見事な巻き返しを見せ、両レースで4位に入った。さらに「パワーセクション」では2番手になり追加ポイント2点を獲得。実力の高さをしっかりと示した。
ポルトガルでの激動の週末を終え、レプソル・ホンダチームはすでに次戦に向けて準備を進めている。次戦は5月17日・18日に日本のもてぎで開催される。
トニ・ボウ
「今週末の結果にはとても満足している。ほぼすべてのポイントを獲得できた。今日のパワーセクションだけは少し惜しかったけれど、それでも全体として非常にポジティブな週末だった。4勝を挙げ、安定した走りを続けられたのは大きな収穫。チームにも心から感謝している。本当に素晴らしかった。今はチームの”ホーム”でもある日本でのレースが楽しみ。我々にとってとても重要な一戦なので、しっかり準備してベストな状態で良い結果を出せるように頑張りたい。」
ガブリエル・マルセリ
「今週末はあまりうまくいかなかった。昨日はメカニカルトラブルがあってそれがかなり影響した。今日はレースの前方スタートで、調子が良くなかったものの、うまく噛み合わなかった。第2レースではそこまで悪くなかったけれど、第2セクションでミスをして、結果的に3位と同点ながら最終的に4位という結果になった。レースというのはこういうもの。良い週末もあればそうでない時もある。今は気持ちを切り替えて次のラウンドに向けて全力を尽くすことを考えたい。」

