トライアル2024 ガブリエル・マルセリ

-「自分には優勝とタイトルをかけてトニと戦う才能がある」-

レプソルホンダ・トライアルチームのガブリエル・マルセリが2023年を振り返り、新しいシーズンの目標と開幕に向けてどのように準備をしたかを語った。

Q:「1ヶ月の休暇を終えようとしていますが、新シーズンの始まりに向けて肉体的にも精神的にもどのように準備していますか?」
Gabri:「精神的にはとても助けになるのは、ガリシアに行って家族や生涯の友人たちと一緒にいること。これはより強くなって戻るのに再充電するのにとても役立っている。体力的には手の手術をしなければならなかったので、今年の1月はあまり準備ができていないけれど、シーズン開幕までは時間がある。これから2023年と同様のトレーニング計画に従うつもりで、午前中はバイクで、午後はジムでトレーニングをする予定。昨年はそれでうまくいったので、今年は細部を微調整することでうまくいくことを願っている。」

Q:「2023年の初めに膝をケガして。最初の数ヶ月間のレースに影響を及ぼしました。どうやって精神的に調整しますか?」
Gabri:「昨年は膝に問題があり、今も抱えている問題が作シーズンに大きな影響を与えた。ゾーンの面でもトレーニングの面でも基本的にあらゆる意味でレベルが下がってしまうので、精神的には難しい。数ヶ月前の自分はもっと強かったと分かり、また戻らなければならないのは簡単なことではない。体力よりも精神的に強くなることが大切だと思う。」

Q:「2023年の最終レースでは連続表彰台を獲得し、Xトライアル、トライアルGP、CETで3位になりましたが、シーズンをどう評価していますか?」
Gabri:「2023年シーズンの終わり方にはとても満足している。最終レースでは勝利にかなり近づいていた。とてもポジティブなシーズンで、とても高いレベルで戦い、ケガをしたにもかかわらず、なんとか安定した成績を収めることができた。今はより良くなったので、2024年にはさらにステップアップできると思う。」

Q:「2024年には何を改善できると思いますか?
Gabri:「2024年に向けて改善出来ることの1つはフィットネス。ケガもないし、バイクに乗る時間が増えれば、より良い準備ができるだろう。去年はほとんどトレーニングなしで臨んだレースがあったので、自分の力不足からミスをしてしまった。もしあのケガがなかったら、総合順位は変わっていただろう。それでこの新しいシーズンでは上位に行けることを願っている。」

Q:「レプソル・ホンダチームでの3年目になりますが、1年目と比べて何が変わりましたか?2023年の結果を受けて、さらにプレッシャーを感じますか?」
Gabri:「2022年は最初の年で、ほとんどプレッシャーを感じなかった。2023年にはすでにいくつかの結果が求められていた。シーズンはとてもうまくいったけれど、我々はそれ以上の結果を望んでいる。2024年に向けて期待が高まっているのを感じる。どんなレースでも表彰台を逃すのは悪い結果とみなされることは分かっている。3位はそれほど良い結果ではないとさえ感じるだろう。表彰台を逃さず、できるだけ上位を目指して、すべてのレースで好成績を収める必要がある。」

Q:「また、歴史上最も成功したライダーとチームを共有することになりますが、トニ・ボウと一緒に働くのはどんな感じですか?」
Gabri:「トニはアドバイスをすることを決して躊躇しないので、彼と仕事をするのは簡単。彼はとても謙虚で勤勉で、いつもトレーニングをすることを望んでいて、他のライダーと一緒にトレーニングするならなおさら。我々は一緒に多くのトレーニングをする。それは年々進化し、より良いライダーになるのに大いに役立っている。最終的に彼をチームメイトとして捕らえる最初のターゲットとして持つことで、自分自身に挑戦し、実行可能なステップがある琴に気付かせてくれる。さらにバイクも同じなので、彼が成し遂げたことをやらない言い訳はできない。彼のチームメイトであることが自身にとってモチベーションの源であることは明らか。」

Q:「マドリッドとヴァンデですばらしいパフォーマンスを見せ、優勝にあと一歩まで近づいて、同じく地元で開催される最初のXトライアルイベントに向けて、とてもモチベーションを高くして辿り着くのではないかと思います。」
Gabri:「間違いなくバルセロナに向けてとてもモチベーションが高い。とても良いレベルにあったと思うので、バルセロナがヴァンデの直後の週に来て欲しかったと思う。この休みが役立ったかどうか分からないけれど、バッテリーを充電して辿り着いた。まだ概要を説明しなければならないことがあるけれど、それが勝利をもたらしてくれると信じている。最終的にはそれがバルセロナでの目標になる。」

Q:「作シーズンの成果を踏まえて、2024年の目標は何ですか?」
Gabri:「2024年の目標は、インドアとアウトドアの両方の世界選手権で優勝し、スペイン選手権で優勝し、シーズンの終わりには両方の選手権で2位になること。野心的な目標だけど、現実的だと思う。トニと戦ってレースに勝つ才能があり、それがあれば2位、あわよくば世界チャンピオンという目標も達成できるだろう。」

Q:「2024年に最高の瞬間にしたいことは何ですか?」
Gabri:「2024年の最高の瞬間は、総合表彰台でメダルを上げることだと思う。シーズンを通して行った仕事が反映され、自分が達成したすべてが見える瞬間だから。それが1年で最も満足のいく瞬間だから。」

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