モトGP2023 開幕戦ポルトガルGP決勝

-ミルが初めてのポイント獲得、マルケスはクラッシュ-

レプソル・ホンダチームのジョアン・ミルは、レースを13位からスタートし、ロングラップペナルティを受けた後、11位フィニッシュで、シーズン初の5ポイントを獲得。マルク・マルケスは序盤で転倒リタイヤ。

今シーズン初のGPはレース型式の斬新さが際立つ週末になった。日曜日には最高峰クラスのウォームアップのみが開催され、その後モト3、モト2、その後モトGPのレースが開催された。ジョアン・ミルは、難しい週末をポジティブな結果で締めくくった。ミルはレースを13位からスタートし、昨日のスプリントレースでのファビオ・クアルタラロとの接触によるロングラップペナルティを受けなくてはならなかった。ミルは安定したペースで順位を回復し、最終的に11位でフィニッシュラインを通過した。もう一方のボックスのマルク・マルケスは、3週目にクラッシュし、レースを終えることができなかった。ポールポジションからスタートしたマルケスは、右手の検査をするために医療センターに行かなくてはならず、中手骨の骨折の可能性が明らかになった。マルケスは月曜日にバルセロナの病院でさらなる検査を受ける。彼はまた、アルゼンチンGPで2つのロングラップペナルティを受けた。ポルトガルGPを終えて、マルケスが7ポイントで総合11位、ジョアン・ミルが5ポイントで13位となっている。次週今シーズン第2ラウンドのアルゼンチンGPが開催される。

マルク・マルケス
「初めにオリベイラ、彼のチームとポルトガルのファンに謝りたい。彼のレースだったのに。今日は大きなミスをした。もちろん意図した物ではなかったし、その時マルティンを抜くつもりもなかったけれど、フロントタイヤが大きなロックを起こした。ハードフロントタイヤが十分に温まっていなかったのかもしれない。ブレーキを離すとバイクがイン側に入った。マルティンを避けたけれど、オリベイラと接触した。すぐにミゲルの所に行き、医療センターで彼の様子を確認した。こちらは右手と膝に痛みがあったけれど、現時点でそれほど重要ではない。自分がミスをしたので、アルゼンチンGPの2回のロングラップペナルティを完全に受け入れる。」

ジョアン・ミル
「昨日の転倒は、ロングラップペナルティだけではなく、今日のレースに影響があった。スプリントレースを完走できていれば、バイクのことをもっとよく理解できていただろう。今日のレースはバイクで10周以上連続して走る初めてのレースだったから。これは1日の大半を学習に費やしたことを意味する。それで今日はポジティブな面があった。ライディングを改善し、バイクの挙動を理解するには、特にレースでタイヤを最大限に活用するために、まだ時間が必要。もう少し知識があれば、とても良いレースになっただろう。経験が積めて良かった。」

▲TOPへ戻る