トライアル2021 スペインGP
-藤波貴久が今週末のポルトガルGPで選手権に別れを告げる-
レプソル・ホンダチームのカリスマ的日本人ライダー、「フジガス」藤波貴久が、今週末のポルトガルGPで参加することで、とても長いスポーツキャリアに終止符を打つ。
世界選手権26シーズン目を終え、参戦記録、168表彰台、34勝、7度の総合2位、1回の世界選手権タイトル、レプソル・ホンダチームの藤波貴久(三重県出身、1980年1月13日生まれ)は、ポルトガルで土曜日にキャリアを閉じる。
1996年にスペインのナバセラダで16歳でデビューしてから、四半世紀にわたってトライアルに専念し、2004年に世界選手権のタイトルを獲得するなど、いくつかの重要な成果を収めてきた。
さらに日本人ライダーは、17歳で世界選手権最年少優勝、最年長記録など、いくつかの記録を破った。2021年には41歳でイタリアで優勝した。
この長寿の精神は、彼が競技への参加数が最も多いライダーになり、土曜日のゴウベイアでのイベントを含めて355にもなる。
34勝(すべてモンテッサ・ホンダ)はトライアル世界選手権で5番目の勝利数で、表彰台獲得数は4位、その上にはアダム・ラガ、トニ・ボウ、ドゥギー・ランプキンがいる。さらに20シーズン連続で世界選手権のトップ5にランクインを果たしている。フジガスは7年間2位につけている。さらに、インドアのイベントの記録も追加する必要がある。139レースで、優勝1回、2位が1回、表彰台36回を獲得している。最後に、彼は日本チームとしてネイションズトライアルに15回参戦し、5回の準優勝に貢献した。本当にありがとう!レジェンド!
トライアルGPの最後のレースが今週の土曜日に行われる。これは、イギリスで10月の初めに行われる予定だったものの代替レースになる。
トニ・ボウは、先週末のスペインGPでダブル優勝をして、再びチャンピオンを獲得するのが有力。ボウにとっては土曜日にポイントを獲得すればチャンピオン獲得には十分になる。それで15回目のタイトル獲得で、キャリア29回目のタイトルになる。
レースはポルトガルの都市部で開催され、12のゾーンを2回争う。現地時間午後3時にレースが終了し、その直後に選手権のメダルの授与を含む表彰式が行われる。
藤波貴久
「26年間の大会を経て、世界選手権のライダーとしてのスポーツキャリアを終わらせる時が来ました。皆様の支援のおかげで、この間ずっと自分の職業に挑み続け、四半世紀以上にわたって満足のいくレベル以上のパフォーマンスを発揮することができました。ありがとうございました。26年になります。そして、初めから支えてくれた家族、チームメイト、ブランド、スポンサー、そしていつも励ましてくれたファンに感謝します。ファンの皆様には、これまでも多大なご支援を賜りましたことを心より感謝します。ホンダ・レーシングとモンテッサ・ホンダは私に賭けて、16歳の時に世界選手権に参戦するバイクを与えてくれました。それ以来、このチームと最後まで戦ってきたことを誇りに思います。日本とスペインでのデビューでのサポーターの叫びと拍手を今でも覚えています。そこで「フジガス」が生まれました。ドイツでの初優勝、困難で複雑な年、そして2004年の世界タイトルの喜び、昔のことですが、私の特別な宝物です。
また、2000年に始まり、常に熱狂的な観衆を集めてきたもてぎでの日本GPを特に覚えておきたいと思います。あらためて感謝します。これからどうするか分かりません。レースを引退した後は、どうするか決めていませんが、これからも何らかの形でトライアルと繋がっていきたいと思います。私は新しい人生ですべてがうまくいくと信じています。」