トライアル2021

-トニ・ボウと藤波貴久がそれぞれ優勝-

トニ・ボウがイタリアでの開幕戦に勝利。藤波貴久が続く2戦目で優勝、トニ・ボウは2位だった。

トライアル世界選手権は、イタリアで最初の2線画行われ、レプソル・ホンダチームが両レースで優勝した。
トニ・ボウは12ゾーンの2ラップを24ポイントで周り、最もライバル視されるアラム・ラガを引き離した。ボウは5週間前のケガで手術をして、100%ではない状態でイタリアに入った。チームメイトの藤波貴久は開幕戦を62ポイント、5位と5ポイント差の7位でフィニッシュした。
日曜日の第2戦は、藤波が鮮やかなウィナーになった。41歳の藤波は最後の優勝から5シーズン経っていたが、ほとんど完璧な2ラップ目で22ポイントに抑え、優勝を手にした。チャンピオン、トニ・ボウは、第2戦を30ポイント、藤波から8ポイント差の2位でフィニッシュした。
この結果、ボウが37ポイントで総合順位で1位、藤波は29ポイントで3位。次戦は7月3日、フランス・シャレードで行われる。

トニ・ボウ
「まず初めに藤波貴久を祝福したい。41歳の彼が今日達成したことは、とてもすばらしいこと。彼はチームとしっかり働いて、多くの努力をしてきた。僕にとってもうれしい週末になった。今日はゾーン6でラインをミスして足下が定まらなかった。それでもとても良い結果だった。ダメージを受けずにシーズンの2戦目をうまく挽回できた。」

藤波貴久
「昨日はバイクの感覚を心地よく感じていたけれど、結果がついてこなかった。ここ何ヶ月かしっかりトレーニングをして、バイクで調子が良いと感じていた。昨日は7位フィニッシュなんて思ってもいなかった。でも5位と接近していた。今日は勝てるとは思ってもいなかった。勝利を求めていたけれど、100%それに集中していなかった。とてもうれしい。41歳になって、誰も、チームも、トニも、自分でさえ、優勝するなんて思ってもいなかっただろう。すばらしいことを達成した。2004年の24歳のころのように感じる。いつも助けてくれてサポートしてくれているチーム全体に本当に感謝したい。この優勝は彼ら全員へのギフトだよ。」

▲TOPへ戻る