エミリオ・ロマーニャGPでマルク・マルケスが優勝、ポル・エスパルガロが2位

ミサノ・ワールドサーキットは、マルク・マルケスとポル・エスパルガロのペアで初めての1-2フィニッシュの舞台になった。チームがそのような偉業を最後に祝ったのは2017年のバレンシアだった（マルケス優勝・ペドロサ3位）。1-2フィニッシュは、2017年アラゴンGP以来になる。
マルク・マルケスは、7番グリッドからスタートし、トップ3に辿り着いた。彼はレースの大部分で2位で、残り5周でフランチェスコ・バニャイアのクラッシュにより勝利を収めた。2戦連続優勝は、2019年の日本とオーストラリア以来になる。
ポル・エスパルガロは、レプソル・ホンダチームのライダーとして初めての表彰台を獲得した。良い週末を過ごし4番グリッドからスタートし、エスパルガロは最初から最後まで一貫したペースを維持し、表彰台を獲得することができた。
残り2戦でマルク・マルケスは142ポイントで総合6位、ポル・エスパルガロは90ポイントで総合12位。ファビオ・クアルタラロがミサノで2021年のワールドタイトルを確定させた。

マルク・マルケス
「この優勝はオースティンよりもはるかに重要な勝利。我々の目標はここかポルティマンでシーズンを終えるのに正しいサーキットで表彰台に立つことだった。そして勝った。我々はミサノで勝ったけれど、普段は強くないのに、今日は超高速のレースペースだった。ペッコがプッシュし始め、正直言って僕は「OK」と言って少しリラックスしたが。彼は転倒した。幸い彼は大丈夫でよかった。我々はマシンを改良し続けて、これが2022年シーズンに向けて今シーズンを終える最良の方法だと思う。ここでの最初のレースとのギャップを見ると、我々は一歩を踏み出した。またファビオのタイトルを祝福したい。彼は今年すばらしい成績を収めて、本当にそれに値する。今日は彼の日だけれど、来年も彼と戦うのを楽しみにしている。」

ポル・エスパルガロ
「信じられないほどのレースと結果、自分だけでなく、チームにとても満足している。彼らは今年とてもしっかり働いていて、特に我々のチームの日本人スタッフは家から離れて一年懸命に暮らしていたので、この結果は彼らのためでもある。これはチームの結果であり、我々が成し遂げてきた仕事の進歩を示している。チームのためにこの結果を確実に達成できるように、レース中はかなり緊張していたけれど、最終ラップですべてが起こり、ペッコ（バニャイア）がクラッシュし、ミゲル（オリベイラ）もクラッシュし、バイクにトラック制限の警告があった。今日はチームとして、グループとして楽しむ日。今年はジェットコースターのような1年だったけれど、この結果はバイクの知識を深めることで何ができるかを示していて、テスト後は強く感じた。クアルタラロのワールドチャンピオンを祝福したい。彼は1年中強く、すばらしいシーズンを過ごしてきた。」