モトGP2021 ドイツGP決勝

-マルク・マルケスが復帰後初優勝-

レプソル・ホンダチームのマルク・マルケスがドイツGPで再び表彰台のトップに返り咲き、またドイツでは11回連続で優勝を果たした。ポル・エスパルガロは10位でフィニッシュした。

ヘレスでケガをしてから336日、マルク・マルケスは再び1位でフィニッシュした。これでザクセンリンクで11回連続で勝利をおさめた。(125ccで1回、モト2で2回、モトGPで8回)
マルケスは5番グリッドからスタートし、すばらしいスタートを切り、1周目にトップに立った。4周目に雨が降り始め、それを利用してグループから距離を置いた。マルケスは非常に安定したペースで最後までリードし、2位のオリベイラに対して1秒以上のアドバンテージをキープした。
チームメイトのポル・エスパルガロは、8番グリッドからスタートした。難しいスタートの後、12位に順位を落としたが数周ペースを保ち、フロントグループに近づこうとした。最終的にエスパルガロは10位でフィニッシュし、貴重なポイントを獲得した。
この優勝でマルケスは41ポイントで総合10位、エスパルガロは35ポイントで総合12位となった。レプソル・ホンダチームのライダーは間もなくオランダGPの準備を開始する。

マルク・マルケス

「自身のキャリアの中で、最も難しい瞬間の一つだった。今日何かをする絶好の機会があると分かった。フィニッシュラインを過ぎた時、それを楽しんで辿り着いてチームのみんなに会った時興奮した。このような困難な状況で大いに助けになった。一人で戻ることは不可能。優れた医師、理学療法士の人々。また、レプソル・ホンダチームのみんなが僕を信用してくれた。今週末を楽しむことができた。レプソルのガソリンスタンドを探していたけれど、燃料タンクが再び満タンになった。自身にとって、エンジニアにとって、チームにとっての更なるモチベーションになり、未来に何をもたらすかを見てみたい。4周目に雨が降り始め、「自分のレースだ」と自分に言い聞かせた。この瞬間からプッシュをし始め、雨がさらに激しく降り始めてさらに強くプッシュした。ここからオリベイラとのレースが始まった。強くプッシュして進んだ。去年の間のすべての想い出が頭に浮かんだので集中し続けるのは困難だった。しかし我々は成功した。また頑張るよ。」

ポル・エスパルガロ
「正直なところ、今日は良くなかった。良いスタートを切ることができず、多くの苦労をした。多くを追い越したけれど、ここではパスするのが簡単な場所ではない。雨が降ったとき、多くのライダーの後ろで立ち往生し、充分に早く走ることができなかった。ザクセンリンクですぐにパスすることができない時はこうなる。望んでいたレースではなく、期待したものにはならなかった。でも我々はマルクの結果を見た。彼とレプソル・ホンダチーム全体に本当に満足している。ここではうまくバイクが機能したことを表しているけれど、週末中ずっとマルクに接近していたので、もっと多くのことができたかもしれなかった。改善ししっかり働き、よりよく働くことへの後押しになる。」

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