モトGP2019 チェコGP
-マルク・マルケスがモトGPで50勝を達成-
レプソル・ホンダチームのマルク・マルケスは、スタートからフィニッシュまでリードし、今シーズン6勝目、全てのクラスでの通算76勝はマイク・ヘイルウッドの記録に並んだ。ステファン・ブラドルは、ポイント圏内の15位でフィニッシュした。
レースは雨のために遅れ20周に縮小され、マルク・マルケスは他のライバルにチャンスをまったく与えず2019年の6勝目を挙げた。これは彼のモトGPでの50勝目、全てのカテゴリーで76勝を挙げたマイク・ヘイルウッドの記録に並んだ。
2019年これまでに、レースに勝った5人のライダーのうち、2勝以上優勝したライダーは、マルク・マルケスだけである。これまでに開催された10レースのうち9戦でマルケスは常に1位または2位で表彰台を獲得している。この結果、マルケスは2位のアンドレア・ドビツィオーソとは63ポイント差、3位のダニロ・ペトルッチからは81ポイント差に伸ばした。
ステファン・ブラドルは、17位からのスタートで15位でフィニッシュした。
マルク・マルケス
「特にまだいくつかウェットの部分があったので、初めから本当に集中していた。ヤマハのライダーが後ろからスタートし、ウオームアップで強かったので、自分のリズムをキープすることが必要だと分かっていた。それからドビツィオーソがすぐ後ろにいるのを見て、プッシュし続けた。10周目には差を広げようとしてプッシュし始めた時なので少し兆候があった。少しレースが遅れたことは、ベストな決断だった。コースはドライとウェットが混在していて、本当に危険な状態だった。雨で難しい週末だったけど、レプソル・ホンダチーム全体として完璧だったし、優勝することに力をくれた。」
ステファン・ブラドル
「もっとポテンシャルがあったので結果には満足できない。金曜日から改良を重ねたけど、土曜日のコンディションとタイム不足が今日のレースを苦しい状況にして、レース中のリアのグリップとターンに苦しんだ。とても忙しい週末だったし、ホンダと多くの仕事をした。ポイント獲得は良かったけど、次のオーストリアGPではもっと多く獲得できるようにしたい。来週またチームに参加できることを楽しみにして、すでに次のレースのことを考えている。」