モトGP2018 スペインGP
-マルケスが優勝し、ランキング・トップに立つ-
チャンピオン、マルク・マルケスが連勝、ダニ・ペドロサは表彰台を争う中、クラッシュに巻き込まれる。
マルク・マルケスは初めのポジションをキープし、1周目は4位、3周目には2位につけた。8周目からは先頭に立ち、4レース目で2勝目を挙げた。総合順位では、2位のヨハン・ザルコに12ポイント差をつけてトップに立った。
ダニ・ペドロサは、18周目まではマルケス、ロレンソ、ドビツィオーソと共に先頭集団にいた。その18周目にロレンソがドビツィオーソをパスしようとラインを外した時、両者の間隔が狭くなった結果、ペドロサとも接触した。
マルク・マルケス 1st 41’39.678
「すばらしいファンの前での優勝はすごい!僕にとってこのサーキットで勝つことが難しかったので、このコースで勝てたことはとてもうれしい。今日はここで勝てるとスタート前に確信した。厳しい週末だったけど、良い仕事ができたし、ファステスト・ライダーではなかったけれど、最後にはベストな方法でレースができた。鍵はリアタイヤの選択だった。ウオームアップの後でミディアムを選択することを決めたのが、正しい選択だった。チャンスがあった時にリードでき、プッシュすることができた。大きな出来事としてはコース上にいくつか汚れがあった。アスファルトがグラベルで覆われているのが分かった時、すでに遅かった。アクセルを戻したけど、大きくスライドした。それはマルケス・ショー・スタイルのほんの一部分だった。「アンヘル・ニエト・サーキット」での初めての優勝者になれて、総合トップに立ったことはとてもうれしい。明日ここでテストがある。良い仕事を続けていかなくてはいけない。長いシーズン、高い集中力をキープしなければならない。」
ダニ・ペドロサ リタイア
「右のお尻が痛い。とても腫れている。それで明日はテストで乗れるかどうか見なければならない。レースに関してはもちろんとても残念だった。加速がまったく良くなくて、パスするのが難したかったけれど、うまく乗れていたし、とても良いペースをキープできていた。タイヤを温存し、ドビとホルヘについていった。彼らがミスをしたらレースの最後にペースを上げようと見ていた。ついに彼らがミスをしてかなり膨らんだ。僕は通常のインサイド・ラインをキープしたけど、次の瞬間大きく接触して、激しく飛ばされた。不運なことにクラッシュで3人のレースが終了した。僕らはすばらしいレースをしていたのに、0ポイントで終わり、また僕らは良いライディングをしていたし、この結果に価値がなく、とても悲しく残念だ。でももっと悲しく失望させたことはレースディレクションが今回の状況をまったく理解していないこと。どのように決定を下すのか理解したかったので、レースディレクションに話に行った。彼らにどのようにジャッジするか尋ねた。
「インサイドを走っていた私が正しいですか?」ー「イエス」
「ミスで外側に膨らんだ二人がミスの後、通常のラインに戻ってきたんですね?」ー「イエス」
「それでこのケースでは、誰が優先されますか?」「それはインサイド、アウトサイドのどちらですか?」「誰がインサイドでしたか?」「それは誰のせいですか?」でも、何の答えもなかった。僕が納得できなければ、ホルヘに訴えるしかない。そんなことをしたいのではなくて、ホルヘを処罰したいのではない。コースで起こったことを正しく理解したいだけだ。」